受診前に準備することはありますか?
以前に他の医療機関にかかられているのであれば診療情報提供書(紹介状)をお持ちください。 もらいにくいようであれば無くとも結構ですが、どこに何時から通院していたか、処方された薬がある ならばその内容などがわかると参考になります。また受診した理由や目的、困っている症状について いつごろから出現したか、何らかの誘因となるような出来事があるか、家庭や仕事上の環境で症状に 関係することがあるかなどについて簡単で結構ですのでまとめておいていただくと参考になります。 相談内容については複雑でもあるし感情がこもっていて客観的な表現が難しいことがありますが 書くことで気持ちが整理されることも多いのです。医師にとっても問題点を整理することに役立ちます ので紙に書かれることをお勧めします。
どのような流れで治療が進められますか?
まずはお話をうかがうことから始まります。精神科治療では診断と治療の区別が必ずしもはっきりとは分けられません。身体疾患のように数値化された検査を参考にはできません。あくまでお話のないようから判断する他はないのです。その中でまず大事なのは何らかの身体的疾患が隠れているのではないかを判定することです。
身体的疾患が疑われる場合は必要な検査が行われます。精神科的な病状であることが確かであると思われれば、考えられる病気に即した治療が行われていきます。
全てを話さなければなりませんか?
決してそんなことはありません。初対面の人間に大事な秘密をすべて話すのは無理なことです。信頼関係ができれば自然にわかってくるものです。あまり身構える必要はありません。ただ医師は法律による守秘義務を負っています。診察の過程で知りえた秘密を必要もなしに口外してはならないのです。その点に関してはご信頼ください。
どのような薬が処方されるのでしょうか?
もちろん病気によって異なります。またその重症度や緊急性によっても大きく異なります。医師が危険と判断すれば外来治療ではなく入院治療をお勧めすることもあります。
処方される薬は一般に向精神薬という中枢神経系に作用する薬です。性格や人格を変えてしまうような薬と思われる方がいますが、薬はそこまでの効果はありません。さまざまな精神症状で苦しんでいる状態に正常に戻す役割をはたすものと考えていただいて結構です。
ただ薬によって作用の強さ、効果発現まで要する時間、眠気や口の渇きなどの副作用などさまざまであり、また個人差も著しいものです。その場合医師から詳しい説明がありますが、まず医師を信頼して服用を続けることが必要です。もちろん副作用があればすぐにお問い合わせください。
家族はどのように接すればよいのでしょうか?
これも一概にはいえません。一般的にはあくまで本人を安心させるように支持的に接することが重要と思います。患者さんの訴えを十分に聞いてあげてください。
家族のサポートがあるかどうかで予後が違います。家族が一緒に住んでいるかどうかで、治療方針が大きく変わることもありえます。本人に薬を管理する能力がない場合は、ご家族に服薬確認をお願いする場合があります。過干渉にならないかどうか難しい場合もありますが、大事なのはご家族が必要以上に動揺せず本人を支えてあげることであると思います。
どのくらいの間隔で通院が必要でしょうか?
症状が安定するまで、あるいは診断が明らかになるまでは、少なくとも1週間に1回程度の通院が必要です。安定期に入れば2週間に1回程度、さらに月1回程度で大丈夫な場合もありますが、薬によっては2週間以上の処方が認められていないものがあります。
心療内科と精神科は違いますか?
ほぼ同じと考えていいと思います。ただし精神科医のほとんどは、精神科病院に勤務した経験をもち、入院された患者様を診たことがあります。心療内科医はその経験は無いことが多く、重症な症例は苦手とすることが多いようです。精神保健法指定医になるためには、精神科病院での勤務経験が必須となっています。
診察にはいくらかかりますか?
■保険適応の場合は、3割負担の方ですと
・初診時2500円程度 ・再診時1400円程度
■1割負担の方ですと
・初診時800円程度 ・再診時500円程度
投薬料、検査料は別途となります。
■20歳未満の方は加算料金が加わります。
■自立支援法による通院医療費公費負担制度をご利用になると自己負担が1割になります。
ご希望の方は窓口にご相談ください。
診断書の費用はいくらですか?
診断書などの文書料は自費扱いになります。通常の診断書は1通1400円、自立支援医療や精神障害福祉手帳の診断書は1通1000円、障害年金の診断書は初回5000円、更新時3000円をいただいています。
薬代を安くする方法はありますか?
同じ薬であってもジェネリック医薬品を指定すれば薬代は安くすることが可能です。ただし新しい薬の場合はジェネリック医薬品はありません。しかし薬価が高いのは新薬ですので難しいところです。必ずしも古い薬が新しい薬に比べて劣っているわけでもない場合があります。遠慮無くご相談ください。



