てんかんの発作症状は実に様々で、精神症状や自律神経症状のみの発作ではてんかんと診断がついていない場合が多いです。逆にてんかんでないのに、てんかんと誤診され治療をうけている例が少なくありません。
てんかんは適切な治療が行われれば多くは発作消失が得られますが、難治の場合もあります。
治療の終結、妊娠や出産、就職など社会的な問題についても適切なアドバイスが必要になります。


- [てんかん]を診療する医療機関が減ってきていることが特に成人の患者さんに深刻な問題と
なってきています。主な問題として以下が挙げられます。 - ・精神科医がてんかんの治療を苦手とするようになったこと
- ・画像診断の発展にともない、てんかん診断に必須である
脳波検査がされなくなってきた - ・神経内科、脳外科でもてんかんに関心のある医師は一部にとどまる
[てんかん]治療では発作症状を的確に判断することが重要で、発作型により最適な薬剤の選択がほぼ決まっています。 主に問診によって診断が行われますが、医師に知識がないと発作型の判断ができません。
| 薬剤の選択 |
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てんかんは治療する医師の技量がはっきり出る疾患といえます。 適切な薬剤を適切な量で処方することにより、発作抑制の効果と副作用を最小に抑えることができます。 逆に言えば、必要な薬剤が処方されていないために発作が抑制されずにいたり、また不必要な薬剤が多種処方されているために副作用が多く出ている場合が少なくありません。 最近、いくつかの新しい抗てんかん薬が発売され、従来の薬剤よりも副作用が少ない治療が可能になってきました。 |
てんかんはかつて精神病と考えられ、偏見の対象になってきました。現在は神経細胞の一過性異常であることが明らかになっていて、てんかんは精神疾患には含まれません。
しかし、てんかんにはうつ病、不安障害、あるいは精神病症状などの精神症状が起こることが少なくありません。
心理的な原因でてんかん発作と見分けがつかない心因性発作が少なくないので、見分けるのは容易でありません。
今後もてんかん治療において精神科医がはたす役割は大きいと考えられます。




