不眠症・過眠症(睡眠障害)
不眠症(睡眠障害)

人間は約1/3の時間を睡眠に費やします。眠れない悩みは多種多様、様々なタイプの睡眠覚醒障害があります。ことに24時間眠らない現代社会では睡眠に関する悩みは多いのです。

睡眠は食欲や性欲と並んで人間の基本的な機能の一つです。こころや体の調子が悪い時には眠れなかったり、眠りの質が悪いと感じたり、いくら眠っても疲れがとれないと感じるようになります。睡眠は精神状態を知るための重要なバロメーターなのです。

不眠症
不眠症(睡眠障害)の症状
  • ・寝付けない(入眠障害)
  • ・夜中に何回も目が覚める(中途覚醒)
  • ・食欲がない、体重が急に減ってしまった
  • ・朝早く目覚めてしまう(早朝覚醒)
  • さまざまな精神疾患で不眠が生じます。神経症では入眠障害が、うつ病では早朝覚醒が多いと言われています。
    それぞれの疾患に対する治療が必要です。
日中の眠気が強いものに関して
日中の眠気は夜間に十分な睡眠が取れていない場合に起こることがあります、原因としては睡眠時無呼吸、むずむず脚症候群、周期性四肢運動などが考えられます。
不眠症(睡眠障害)の分類と治療法
睡眠時無呼吸症候群

睡眠時に呼吸が止まってしまうために深い睡眠に入れず結果的に寝不足になります。確定診断のためには一晩脳波と呼吸を記録するポリグラフという検査が必要です。CPAPという呼吸補助具やマウスピースを使用することより無呼吸を軽減することができます。睡眠導入剤を使用すると無呼吸を増強させることがあり要注意です。

むずむず脚症候群

眠ろうとすると下肢にうずくような奇妙な感覚が出現し眠れなくなります。脚を動かしていると楽になりますが、動きを止めるとまたむずむずが始まり眠れなくなる、ということをくりかえします。ドパミンアゴニストという薬が有効です。

貧血、リウマチなど身体疾患が原因になる場合がありますので検査が必要です。

ナルコレプシー

日中に強い眠気があり寝こんでしまいます。カタプレキシーという情動脱力を伴うことがあります。オレキシンという物質が関係していることがわかってきました。ナルコレプシーのみに使用が認められている薬剤があります。確定診断には睡眠潜時反復検査が必要です。

レム睡眠行動障害 (夜間の異常行動)

夜間夢を見ているときに暴れだして人や物をけったり殴ったりして怪我をさせたり、自傷したりすることがあります。夢の内容を覚えていることが多いのです。

通常は夢をみているレム期には筋肉は弛緩しているのですが、何かの理由で脱力が起きない場合この症状がでます。パーキンソン病やレビー小体型認知症でおこりますが、健常な高齢者におこることもあります。クロナゼパムという薬物が有効です。

日内リズム障害

生活のリズムは24時間ですが人間の体内時計はそれより長く25時間程度のことが多いのです。普通は朝起きることにより体内時計を合わせることのですが、人によっては合わせられずにずれが生じてしまうことがあります。

交代勤務や夜勤のある職場では大きな問題になっています。

睡眠時相遅延症候群

毎日入眠時間が数時間遅くなるにつれ起床時間もずれ、朝起きられずに遅刻を繰り返すようになります。
週末は長い睡眠時間をとることにより睡眠不足を取り戻します。

非24時間リズム障害

入眠時間や起床時間がバラバラの場合、非24時間リズム障害の症状を示します。
非24時間リズム障害では睡眠時間は一定しません。

以上のほかにも睡眠にみられるさまざまな障害について一般に知られておらず、適切に対応がなされていないものが数多くあります。頑固な不眠や過眠など睡眠に関するお悩みがある方は専門家に相談することをお勧めします。

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